白瀧姫物語

本日は桐生の繊維産業の基の桐生織について書かせて頂きます。

私は大学時代、日本伝統産業史の研究というゼミに籍を置いていました。大学では卒論はなかったのですがゼミ論を書く必要がありました。その時私は地元桐生の桐生織について書かせて頂きました。提出後、塚谷教授からはなかなか良く出来ているというお褒めのお言葉を頂きましたが、金融について調べてあったらもっと良かったなと言われたことを覚えています。

その調査中、白瀧姫物語という絵本と出会いました。桐生織の起源として本当かどうかはともかく、とても面白く感じました。(ネットで同じようなのを見つけました。参考、http://www.kiea.jp/shirataki.pdf)　特にその本の中で、白瀧姫を桐生に連れて帰る許しをもらうための歌合せでの白瀧姫の歌に対し山田おのこが返した歌を見た時、その歌の美しさに当時22歳の青年？の背中がざわざわしたことを今でも記憶しております。桐生の繊維産業の源の物語としてとても簡単な絵本なのでぜひご覧になってみて下さい。

次回、染めについて書きます。